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『黒いぬ3連星』と、フラワーエッセンス&AC

「偶然」ではなく「必然」なのか

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朝、ラモーナの散歩中に、ばったり、
母が着付けと組紐を習っていた、S先生に会った。

で、先生ってば、いきなり涙ぐむ。。。

聞けば、
今、頼まれて、着付けをして来た帰りなのだと。
今週の月曜に、着物に合わせた帯や小物を選ぶため
打ち合わせに先方に伺った際、
帯に合わせようとした組紐に、目が止まったそうな。

『あら。。。これ、うちの生徒さんのものだわ』
先生の組紐は、ちょっと独特で魔除けの糸を使ったりで
特徴があるので、すぐ分かる。
で、聞けば、うちの母がプレゼントしたものだったそうだ。

着付けを頼んだYさんは、母と一緒に
習字を習っていたお友だち。
いつも着付けを頼んでいた人が、たまたま都合が悪くて
今回は知人から、S先生を紹介されたのだそうだ。

きょうも着付けをしながら
うちの母の思い出話をしていたのだそうだ。
そしたら、帰りにワタシにバッタリ会って。

涙腺の弱い先生なんで、そりゃあ涙ぐんじゃうわけだ。
S先生と「ばったり」会う時は、たいていこんな具合だ。
この春だったかも、やはりラモーナとの散歩中に
今回とはまるで反対方向の離れた場所で、
やはり着付け帰りの先生に、「ばったり」会った。

その時は、先方のかたが、父が公民館講座の
植物のクラスで一緒になった方だったそうで。
「奥様が亡くなったそうだけど、Hさんはお元気かしら」と
父を気にして下さっていたそうだ。
で、やはりわたしの母のことを思い出して歩いていたら
わたしが前から歩いて来たもんで。。。
やっぱり涙ぐんじゃったのでした。

母が亡くなって7年経つけど、今でもこうして
なつかしく思い出して、涙を流してくれる人が家族以外にも居て、
母はとても幸せものだと思う。

母の残した1棹分の和服がある。
そろそろわたしにも、着付けを習え、ということなのか。やはり。

はからずも明日は、母の墓参りに行くことにしていた。
それを告げたら、先生に
「よかった。墓前にYさんのことを報告してあげてね。
 大切に使っていますよ、って。」
明日報告するまでもなく、きっと今この横で
母は聞いていると思いますよ、先生。
by inukuro3 | 2007-11-23 22:19 | 出来事

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