でかくろさんぽ

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『黒いぬ3連星』と、フラワーエッセンス&AC

らいちん

らいちゃんは、シリンジのお水も
飲み込もうとしなくなった。
鳥肉だけは、がんばって1枚半食べたけど、
きょうはずいぶんツラそうに見えた。

もう、痛みはマックスなのだと思う。
通常の鎮痛剤は、もう効かなくなって久しい。
モルヒネ・パッチの検討もしたが、
おそらく、らいちゃん自身はそれを望んで
いないと思っている。

今年になって、節目節目に
アニマルコミュニケーターの先生を交え、
らいちゃんの意志を確認しながらここまで来た。
るいも同様(るいの話しはまた後日)。

それぞれ病状も違えば、望むものも違い、
それぞれが抱えている課題も違う。
連れ合いとわたしは、彼らが選んだ家族として
目を背けることなく、いつも対話しながら
ヒトとして最期まで、出来る限りのことをするだけ。

って、それが難しいのは、
父の介護で分かっていること。(苦笑
でも、ヒトの介護より、精神的にはずっとラク。
ヒト(親とか)は、こんなに純粋に
ストレートに繋がるのは難しい。

らいちゃんは、もとからとても
真っすぐで純粋なラブらしい子だから、
こんな状態になっても、とてもしあわせそうだ。
どんなになっても、自分が愛されていることを
しっかりと受け止め、噛み締めている。
そして、見えない目で、動かないカラダで
あふれる愛を伝えて来る。

すでに時々、意識が肉体を離れたり
戻ったりし始めたらいちゃんは、
本当に天使のように見える。
いや、天使そのものなのかもしれない。

わたしはといえば、慣れぬ手つきで
朝晩その背に太い針を刺し、
時に突き通して輸液を漏らし、
刺し直してはらいちゃんに謝る毎日だ。

今の礼智の状態を見ていると
まるで修行僧のようだ。
知らない人から見れば『かわいそう』
『気の毒』な状態なのだと思う。

でも、
こんな「かわいそう」で「気の毒」な状態に
なってしまっても、礼智は依然として我が家の『宝犬』
だし、「かわいいかわいい、わたしのらいちゃん」に
変わりはない。揺るぎもしない。

もうすぐ、らいちゃんの魂は、肉体を捨ててしまう。
物質的なものは、何ひとつ携えて行けない。
持って行けるのは、思い出と、経験だけ。
たくさん愛された思い出で、満たされて欲しい。
最期まで、愛情を充電していってもらえるように、
特別な日でない「昨日と同じ今日」を大切に過ごしたい。
by inukuro3 | 2011-12-27 17:25 | ホリスティック/スピリチュアル

『黒いぬ3連星』と、フラワーエッセンス&AC


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