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『黒いぬ3連星』と、フラワーエッセンス&AC

WHERE THE WILD THINGS ARE

封切り2日目に、『かいじゅうたちのいるところ』
を観に行って来た。

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日本公開前から、サントラが話題となり、
本編の方も好評だと、もっぱら絶賛評価が先行。

で。
素直に、よいと思った。
カレン・Oの楽曲も秀逸だし、
ヘンソン・プロが相変わらずのアニマトロニクス技術で
(「ダーク・クリスタル」の頃から遥かに進歩してw)
『着ぐるみ』の威力を発揮している。

原作は、言わずもがなの、モーリス・センダック。
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センダックを愛して30年(爆)、、、
よりにもよって、この作品が映画化されようとは。

原作絵本は、とてもシンプル。
暴れたい盛りのマックス少年は、ガス抜きし足りない。
なのにママは、彼をベッドへ追いやる。
夜、こども部屋はジャングルと化し、
マックスは船をこぎ出し、島へ到着して
そこに住む『WILD THINGS』の王となる。
散々遊び倒して、満足した彼は家に戻る。

常にどこか『死』のにおいのする、センダック作品の
中では、単純明快な作品の代表かな。

それを、2時間近くの映画にするとは。
なんたるチャレンジャーだ。スパイク・ジョーンズ!

ストーリーを、どう肉付けするか心配だったけど
マックスを、単純にフィジカル面で「足りていない」コドモ
ではなく、『愛が足りていない』少年として描いていた。
実際は、愛情を注がれていても、
コドモはいつの時代も、それが本物なのか不安だし
「自分が1番(特別)」でありたい。
マックスも、そんな繊細な男の子として
物語が始まる。





かいじゅうたちの中で、自分と同じように
「大好きな人と行き違ってしまった」キャロルと
心を通わせて行くマックス。
キャロルと距離を置いてしまったKWの優しさに触れ
互いに(単にキャロルがコドモ過ぎるのだが)
本当の気持ちとは裏腹に、ズレて行ってしまう
もどかしさを追体験し、、、

つか、素直になれよ。キャロルもマックスも。
まー、それが「コドモ」なのか。
好きなコにイジワルしてしまう小学生。
いや。オトナでも居るかw

とても分かりやすいストーリー展開で、
特に後半、自分とママとのやりとりを、マックスが
キャロル相手にそのまま繰り返している場面は、
小さなコドモにも明確に伝わるメッセージとなっています。

KWの、
『行かないで。食べちゃいたいくらい好き』
というセリフは、泣かずにいられないよ。

と、ちゃんと映画として成立した作品となっていました。
ヨカッタ。 原作ファンも裏切られない仕上がり。

楽曲は、どれも好きだけど、『 HIDEAWAY 』は
場面を思い出すなー。(涙
けどやっぱ、『 ALL IS LOVE 』がお気に入り。
出だしの ♪ One, two, ready, GO !  で、
すでにもう泣けるw

47っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっgbt

    ↑
席を外したら、こんな書き込みが。。。。
ラモーナ? るい?


今回の映画化で、パンフレットに原作絵本の翻訳者である
神宮輝男さんも寄稿していた。
常々、この『 WILD THINGS 』を『かいじゅう』と
訳したことを、もっとこうひとヒネリ欲しかったなー
と思っていたのだけど、寄稿文の中で
ずいぶん昔のことなので「断定的な記憶がない」
と書いていましたよ。(^_^;);;;

たぶん、当時(1975年)の編集者の意見で
「こどもにも分かりやすい」「発音しやすい」
などの理由で、決まったのだろうということ。
それが真実だろうと、わたしも思う。

20年以上前に、神宮輝男さんの講演を
聴きに行ったことがある。
一番前の、真ん前の席で聴いたワタシですw
講演後、少しお話をさせていただいた時に、
そのことについて訊いたような気もするが
定かではないな〜。(^_^;)

「センセー、The Art of Maurice Sendak の翻訳
 やって下さいよ〜。どこかの出版社で出してくれま
 せんかねー?」という話しをしたのは覚えている。
その時、神宮氏はシレッとしてたけど、それからほどなく
翻訳本が出版された(買ったよ。もちろん)。
あの時すでに、翻訳し始めてたはずだゾw

本人はとてもお話も面白くて、イイ人なのだけど
絵本のような、コドモ向けにもわかるように
語彙の限られたシンプルな翻訳といったものは
詩人のようなセンスが必要なもの。
わたし的には、こういった訳は谷川俊太郎さんを
一番信頼しております。

学生時代に提出レポートにも使った
『 Higglety-pigglety pop! 』の訳が、
「ふふふん へへへん ぽん!」というタイトルで
邦訳が出た時には、正直たまげた。
これこそ、俊さんに訳して欲しいよー。

と、グチが出たところで、お宝公開w

15年くらい前だったか、McFARLANE TOYS が
出した、このフィギュア。
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はい、全部買いましたヨw
マックスの箱だけは開けたけど、残りは未開封。
今売ったら、どのくらいするかなぁ。

原作風合いを忠実に再現しております。
それも立体だし。たいしたもんだ、マクファーレン・トイズ。

それぞれのキャラクターには、名前がついてます。
これは、昔この作品が舞台化された時につけた
名前なのかなぁ。詳細不明。

MAX と、GOAT BOY(ヤギ小僧)
映画では、アレクサンダー
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MOISHE(映画では、キャロル)
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EMIL(ダグラス)
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BERNARD( The BULL、、 まんまやん!)
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AARON(ジュディス)
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TZIPPY(KW)
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他に映画版には、マクファーレンのフィギュアにはない、
アイラというキャラが居ます。
声をアテているのは、アメリカの鶴瓶さん
=フォレスト・ウィテカー!

もう1回、観たいな〜。。。
by inukuro3 | 2010-01-26 16:52 | 本・映画・音楽・CM 等 | Comments(0)

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